認知療法(Cognitive Therapy)とは、
アーロン・ベック(認知療法、もしくは認知行動療法)や
アルバート・エリス(論理療法)や
ドナルド・マイケンバウム(自己教示訓練)によって、それぞれ独立に始められた心理療法の総称である。
ベックとエリスは、それぞれ精神分析学を学んだ精神科医と心理学者であり、
マイケンバウムは行動療法を行っていた心理学者である。
彼等の共通点は、
外的な出来事が感情や身体反応を直接引き起こすのではなく、
そうした出来事をどのように認知するかによって
身体反応や感情、行動が異なってくるとし、
精神疾患やそれに対する心理療法における「認知」の役割を重視した点にある。